1 同じ食卓に着く人の声をきっかけにして、イエスはたとえ話を語り始めます。盛大な宴会
を催した人とは、父なる神のことです。神は大きな喜びの祝宴に全ての人を招いているの
です。ところが、予想外のことが起こります。予め招かれていた人々が次々に招きを断っ
たのです。断りの理由は様々ですが、共通するのは自分のことばかり考えていた点です。
信仰における優先順位が「私」ではなく、「神」になっていますか。
2 この事態を受け、主人はしもべに命じて町中の貧しい人、身体の不自由な人を片端から招
き入れます。ここには、神の熱情があります。裏切られ、拒絶されてもなお人の救いを諦
めず、神と人が共に生きる喜びを実現したいと願っておられるのです。それは返済できな
い者に与えられる、恵みの招きです。自分で払えないあなたの罪の代価を十字架で主イエ
スがご自身のいのちをもって支払い、神と共に生きる道へと導いてくださったと信じてい
ますか。
3 この大きな愛から何を学びますか。①招きを受けた者としてどう生きるか→愛の頂点であ
るイエスの十字架で救われ、赦され、生かされていることを感謝しましょう。心からの感
謝と献身をもって御足の跡を辿りましょう。②恵みの招きはまだ継続中である→「まだ席
はあります」と聖書は告げます。神の愛と恵みには限りがなく、御国の席はまだ空いてい
ます。一人として滅びることを望まない神の御心をわが心とし、ここに救いがあると十字
架の主を証ししましょう。