1 ユダヤの宗教指導者たちの敵意が向けられ、危機が迫る中、イエスは弟子たちに予め心備
えをするように促します。第一に、偽善に気をつけよという促しです。結局のところ、偽
善は虚しく終わるものだからです。隠れていることもいつかこの世で、やがては神の御前
で露わになります。神と人の前で、真実に生きていきましょう。
2 第二に、迫害に気をつけよという促しです。時に命をも奪おうとする迫害を前に、どう心
備えをすべきでしょうか。①真に恐れるべきお方を恐れる→身体を殺せる人間よりも、ゲ
ヘナ(永遠の苦しみの場所)に投げ込むことのできる神を恐れるべきです。まことの神は
あなたを創造し、愛し、忘れることのないお方です。この愛に信頼して、どんな時にも恐
れ敬って歩むのです。②主なる神を否定しない→信仰の告白はとても大切です。信仰の始
まりであり、かつ御国の祝福にまで続く継続的な力となるのですから。日々の告白を通し
て主とつながり、祝福を得ましょう。③聖霊の助けを受ける→権力者に捕縛され、一方的
に断罪され、弁明を求められる窮地にあっても、イエスを信じる者には心強い味方がいる
のです。聖霊の神こそ、助け主です。あなたは窮地にあっても孤立無援ではありません。
3 これから先、起こってくるであろう人生の困難、時代の流れの中での迫害、人の目や力に
怯える状況に対して心備えはできていますか。みことばに聴き、聖霊と共に真実な歩み、
祝福と勝利の歩みをいたしましょう。