1 ベツサイダの町で、イエスは一人の盲人と出会いました。イエスは彼を村の外に連れ出し
て、闇の中を生きてきた彼の心と一対一で向き合われました。たとえ肉体の目は見えてい
たとしても、心に先の見えない闇を抱える人は数多くいます。クリスマスにお生まれにな
った主イエスは、人生の闇に光をもたらすために来られたお方なのです。
2 イエスが二度彼の目に触れると盲人の眼は開け、暗闇から光へ移されました。光であるイ
エスにより三つのことがなされます。①光は闇を消す→十字架の主イエスにより、心の闇
(罪)が赦され、罪責感から解放された平安が与えられます。②光は道を照らし出す→光
であるイエスのみことばにより、行くべき道、歩むべき道程が示されます。③光には熱が
伴う→光であるイエスによりもたらされるのは、命をも差し出す熱い愛です。この愛に触
れる時、人は新しくされます。この愛を求め、御手で触れていただきましょう。
3 盲人の癒しは、段階的に起こりました。鍵になるのは盲人がずっとイエスだけを見つめ続
けたことです。信仰を持ってすぐに全てが明快に見えるわけではありません。わからない
ところ、不安なところ、恐れるところもあります。でも、あなたがイエスだけを見つめ続
けるなら、今まで見えなかったものが見えるように変わり、光の景色を見せていただける
のです。なおも主を見つめ続け、光の世界を歩みましょう。