1 「貧しき大衆の預言者」と呼ばれるミカは、ユダヤの民にやがて力ある救い主が誕生すると
告げます。その生誕地と予告された小さな町、ベツレヘム・エフラテはしばしば聖書に登
場します。①ラケルの葬りの場所、②ユダ族の領土、③恥の歴史のあった場所、④ルツ物
語の舞台、⑤ダビデ王の出身地と、さまざまな歴史があったのです。
2 ベツレヘムへの祝福を告げる預言から、何を教えられますか。①神は小さい者を心に留め
て、祝福する→全世界の救い主は大都市でなく、小さな町で誕生しました。小より大がよ
いと考えるのが人の尺度ですが、神の尺度は異なります。神は小さな者を尊いと認め、祝
福なさるのです。今ある自分の姿で神に感謝し、ささげ、仕えましょう。
3 ②神は恥を栄光に変えてくださる→ベツレヘムには、かつて恥の歴史がありました。しか
し、神はそこを救い主の生誕地という栄光に満ちた場所と変えたのです。今も抱えている
過去の恥、痛み、傷がありますか。その心に主を迎えましょう。主は全てをご自身の栄光
の顕れの場とし、囚われている過去からあなたを解放します。③神の約束は必ず成就する
→主がベツレヘムで生まれた背景には、ローマ皇帝の勅令がありました。時の皇帝をも用
いて、神は預言を成就なさったのです。歴史を支配する偉大な神が、あなたの人生をも導
いています。今、自分の小ささ、弱さ、貧しさの中に主を求め、お迎えしましょう。