ベルゼブル論争　ルカの福音書 11:14〜28

１   イエスが悪霊に憑かれて口の利けなくなった人を解放した時、群衆の中から二つの反応を

      する人々が現れます。①敵対的な態度をとる人々→彼らは、主の御業がベルゼブルの業だ

　　と非難しました。②すぐに認めず否定的な態度をとる人々→彼らは、悪霊追い出しに勝る

　　御業をメシア（救い主）と認めるためのしるしとして要求しました。

２　いわれなき非難に対し、イエスはどう答えたでしょうか。もしご自身がサタンに憑かれて

　　いるなら悪霊追い出しは内輪もめであり、それでは自滅に進むだけだと答え、彼らの論理

　　破綻、ダブルスタンダードを指摘しました。「強盗のたとえ」は、サタンよりも強い勝利

　　者イエスを証し、神の国の祝福が到来したことを教えています。

３　勝利者イエスを前に、人が取りうる態度は二つしかありません。あなたは、イエスに味方

　　し、共に集める者ですか。それとも、イエスに敵対し、散らす者ですか。悪霊が追い出さ

　　れて一旦きれいになった家が、その後、がらんどうであったら前より悲惨な状態を招きま

　　す。どんな人もイエスを信じるならば、罪赦され、きよめの恵みをいただきます。そして

　　そこからが肝心なのです。毎日毎時、主イエスを心の王座に迎えることが、平安で健やか

　　な人生へあなたを導きます。そのために二つのことを大切にしましょう。①日々の悔い改

　　めをないがしろにしない。②神の御業を否定せず、感謝する習慣を身につける。勝利者イ

　　エスを主とする、幸いな人生を歩みましょう。