1 イエスがたとえ話を語るきっかけになったのは、律法の専門家の質問です。彼は律法に記
される永遠のいのちを得る道を完璧に答えることができました。しかし、主が本当に求め
たのはその実行でした。あなたはみことばに根ざし、生きていこうとしていますか。
2 「よきサマリヤ人のたとえ」にまず登場するのは、祭司とレビ人です。彼らは強盗に襲わ
れ、虫の息の旅人を見ながらも通り過ぎてしまいました。きっと、彼らの心の中には自分
を正当化する理由があったことでしょう。あなたも、合理化の罠に陥ることがありません
か。自己正当化して他者と関わろうとしないことが、本当の愛から最も遠いと教える主の
御声に耳を傾けましょう。
3 傷ついた旅人を助けたのは、歴史的経緯からユダヤ人と敵対するサマリヤ人でした。彼は
何をしたでしょう。①民族的な憎しみを捨てて、助けた。②我が身の危険を顧みず、助け
た。③犠牲を払って、助けた。人は誰も自分のことを中心に考えたら、他者を愛せなくな
ってしまいます。あなたは「自分の隣人とは誰かを捜す生き方」をしていますか。それと
も「自分が行って誰かの隣人になる生き方」を願いますか。救い主イエスこそ、神に敵対
し罪に苦しんでいたあなたに近づいて隣人となり、常識はずれの愛を注がれた「よきサマ
リヤ人」です。愛そのものである主を見つめ、「あなたも行って同じようにしなさい」と
招くお方の御足の跡に従いましょう。