1 仲間でない者が主の御名を用いるのを見て、ヨハネはそれをやめさせました。しかし、イ
エスから返ってきたのは「反対しない者は味方である」との答えでした。自己中心な思い
や感情を優先した彼の心は、主の御心と相容れない、ずれたものになっていたのです。他
者の欠点や違いを探して反目するより、長所や共有点を見つけ出して協力する方が主に喜
ばれる道であることを知りましょう。
2 神の時を悟った主はガリラヤを離れ、エルサレムへの旅を始めます。しかし、エルサレム
に向かう主は、サマリヤの町では拒絶されたのです。怒って裁きを求めたヤコブとヨハネ
を、主は戒めます。福音を伝えて拒絶されたり、思わぬ反応が返ってきたりしたことがあ
りますか。心のわだかまりを捨て、今は救いの時、恵みの時と信じて主の救いがその魂に
及ぶことを期待し、求めて祈りましょう。
3 主と3人の弟子志願者との対話から、主について行くことの意味を教えられます。①世の
快適さに縛られてはならない→主について行くとは、栄光に輝く天の御座を捨ててこの世
に来られた方の跡をついて行くということです。②先延ばしにしない→最も大事なことを
後回しにしない態度が求められます。③後ろを見ない→後ろを振り向いたまま鋤を振るっ
ても、まっすぐな畝はできません。新しい人生の方向へ顔を向けねばならないのです。滅
びに向かう者を救い、神の国の栄光へ導いてくださる主の御足の跡にひたすらついて行き
ましょう。