1 ペテロの告白を受けて、主イエスはより明確にキリスト(救い主)であるご自身の使命、
これから辿って行く道について語り始めました。それは、十字架の苦しみを通って復活に
至る道であり、弟子たちの思い描いた英雄像とは異なるものでした。みことばが示す正し
いキリスト像を見ていますか。十字架と復活の主を見つめましょう。
2 続けて主は、ご自身につき従う者の歩みについて教えます。それは①自分を捨てること→
単なる自我否定ではなく、神を否定し、信じ て近づけない自分を捨て去ることです。ど
んな状況下でも、素直にイエスをキリストとより頼んでいますか。②自分の十字架を負う
こと→十字架を負ってゴルゴダに歩んだ主イエスと同じ心で生きること、すなわち自分に
死んで他者を生かす歩みを目指すことです。自分の思い、計画、わがままに縛られてはい
ませんか。思い切ってそれらを捨て、日々主と同じ愛の心で生きていけるよう願い求めま
しょう。
3 自分を捨て、自分の十字架を負って生きようとする者に、主イエスはまことの命を得る約
束を与えました。罪ゆえにいびつで喜びのないものとなってしまった命も、十字架と復活
の主に明け渡すならば新しく喜びに満ちたものと変えられます。あなたは日々、自分を捨
て、自分の十字架を負って主の御足の跡について行きますか。自分に死んで誰かを生かす
ために、自分の命を用いる者となりましょう。