1 多忙な日々の中で、主イエスは欠かすことなく祈りの生活を守っていました。祈り終えた
イエスは、弟子たちに自分に対する人々の評判を問われます。当時、イエスが何者である
かは人によって様々な見方がありました。それは、今日も変わりません。しかし、主が重
ねて「あなた方はわたしを誰だと言いますか」と問うたことに注目しましょう。あなた自
身は、この問いになんと答えますか。
2 しばしの沈黙を破って「神の子キリストです」と答えたのは、ペテロです。この短く、単
純な告白は、しかし主の御心に適うものでした。この告白にはどんな意味があるでしょう
か。①イエスの性質を表す→「キリスト」とは「油注がれた者」「救い主」の意味です。
主は真の王、祭司、預言者として働くお方です。②イエスとの関係を表す→告白からペテ
ロとイエスの関係性が見えてきます。ペテロにとって、イエスはいつも救ってくださる存
在なのです。あなたはどんな思いをもって「イエス・キリスト」と口にしていますか。心
を込めて「イエス様、あなたこそ我が救い主」と告白しましょう。主は信仰をもって御名
を呼ぶ者を顧み、常に救ってくださいます。
3 エルサレムから遠く離れ、世の権力と偶像崇拝が幅を利かせる場所で、主は弟子たちの信
仰を問い、告白を求めました。あなたが生きるどんな場所、環境、状況においても、そこ
であなたを救ってくださる主への信仰を告白し、主と共に歩みましょう。