1 主から力と権威を授けられ、各地に遣わされていた12人の弟子が帰ってきました。イエス
は疲れた彼らを労わり、ベツサイダへ退きますが、なおも群衆が後を追ってきたのです。
すると、主はその群衆を喜び迎えてくださいました。主は、いつどんな時も愛の動機で、
かけがえのない存在であるあなたに関わってくださいます。
2 夕暮れになり、12人は食物の心配を始め、主に群衆の解散を提案します。ところが「あな
た方で、何か食べる物をあげなさい」と思わぬ答えが返ってきたのです。これは無理難題
を強いることばではなく、後ろ向きになった彼らに、信仰のチャレンジを与えることばで
す。あなたは今、イエスに対する信頼に立って肯定的に、前向きに見直すべき思いを抱え
てはいませんか。
3 五つのパンと二匹の魚が主の御手で裂かれ、弟子によって配られた時、そこにいた者全て
を満ち足らせ、なお溢れる奇跡が起こりました。この奇跡から何を学びますか。①主こそ
が養い手である→主は一切の希望がない場所で、天からの恵みをもって養うお方です。罪
ゆえに滅ぶべき者をお救いになる十字架と復活の主があなたを物質的に、霊的に満たし続
けます。②信仰の先に恵みが満ち溢れる→この奇跡を、弟子たちは忘れることができず、
四福音書全てに記しました。あなたもこの恵みを体験できます。どんな状況にあっても、
主のチャレンジに応えて信仰の一歩を踏み出しましょう。