1 もともとはユダヤの収穫祭であったペンテコステは、主イエスの約束のとおりに聖霊が降
り、3000人が救われて最初の教会が誕生して以来、聖霊の恵みを感謝し、期待し、喜ぶ日
となりました。
2 聖霊の働きは、旧約時代から変わりなくありました。聖霊は天地創造以前より神と共にあ
り、人が創造される際に命を与える息吹でした。また、ヨシュアやサムソンなど特定の人
の上に注がれ、特別な力を与えました。しかし、新約時代になると、イエスを主と告白す
る者には誰にも神の霊が惜しみなく、また分け隔てなく注がれるようになったのです。こ
の約束を信じ、大胆に聖霊を求めていますか。
3 聖書は、「娘、しもべ、はしため」すなわち当時の社会制度の中で弱い者、顧みられない者
の象徴として語られる人々に聖霊が注がれると約束しています。また、聖霊が働く時「青
年、老人」に幻と夢が与えられます。黒々とした現実を前にしてなかなか将来の展望を描
けず、閉塞感漂う現代の社会状況に生きる人々も、聖霊の恵みを求めて受け取るなら、明
日への希望と力を握って生きる者と変えられるのです。ペンテコステの日、聖霊に満たさ
れてエルサレムの人々に力強く福音を語り、人々を救いに導いたペテロは、かつて十字架
を前にしたイエスを三度知らないと拒絶した人でした。聖霊が働く時、そこに変革が起こ
ります。個人を変え、地域を変え、世界を変える、この力ある神の満たしを今日も求め、
祈りましょう。