1 「平地の教え」の最後に、イエスはまず目を向けるべきは他人ではなく自分であると教え
ます。あなたは、自分自身が霊的に目が開かれた者であるかを問い、そうなることを求め
ていますか。つい自分よりも他者の欠点に目が向き、あげつらう弱さがありませんか。十
字架の前に行く時に見えてくる事実は、神の御前では誰もが等しく罪人であるということ
です。神のあわれみにより救われ、生かされている自分であることを見つめ、愛兄姉との
間に愛の関係を築きましょう。
2 「木と実のたとえ」は、次に目を向けるべきは自分の心であると教えます。悪い言葉や振
る舞いが出てくるのは、口や手が悪いからではなく、心に悪しきもの(罪)があるからで
す。罪を認め、キリストの十字架の死といういのちの切り口に信仰もって近づき、接ぎ木
されることから変化が生じます。今、あなたの心の倉を掃除して、一番大切な宝であるキ
リストを、改めてお迎えしませんか。
3 「二つの家のたとえ」は、聞いたみことばを生きることの幸いを教えています。洪水の時
に明暗が分かれた両者の違いは、掘り下げる労をしていたか否かでした。聴いたみことば
を行うこと、忍耐をもって祈ること、悔い改めを疎かにしないこと等、クリスチャン生活
には深く掘り下げ、格闘することが不可欠なのです。あなたは、聴いたみことばに真摯に
生きようとしていますか。どんな困難が襲って来たとしても、「それでも倒れない」生き
方を選び取りましょう。