1 主の「愛敵の教え」は、聴く人を驚かせます。普通、敵は憎む対象で愛する対象ではない
からです。やられたら、やり返す。これが本来的な人の性質です。しかし、それを覆す主
のことばは神の民に憎しみや復讐心に囚われたままではいけないと教えます。主を信じて
神と和解した者が、次になすべきは隣人との間に和解、赦し、受容の関係を築くことだか
らです。一朝一夕に変わるとは思えない心を変えるのは、聖霊の神です。聖霊の助けを求
め、変えられましょう。
2 人間関係の達人になりたいなら、「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのよう
にしなさい(31)」というゴールデンルールを握ることです。相手がよいことをしてくれた
から、よいことを返す。これが、あなたが他者によくする動機になっていませんか。主の
ことばは相手に依存する生き方から、自分ならどうしてもらいたいかを考えてよいことを
する自発の生き方へあなたを導いています。あわれみ深い天の父と日々交わり、養われ、
少しずつでも天の父のあわれみ深さを身に着けて育つことを願い求めましょう。
3 主のみことばに聞き従って歩もうとする者には、天の父が量りをよくして、溢れるほどに
豊かな祝福をもって報いてくださいます。それほどに神はあなたが神の子どもとして、ご
自身を映し出す歩みをすることをお喜びになるのです。今日から始まる新しい週も、喜ん
で、期待して、主のみことばに従う者となりましょう。