1 収税所に座るレビの耳に、「わたしについて来なさい」と招くイエスの声が聞こえてきま
した。支配者ローマの代理人として同国人から徴税する取税人は、嫌われ者でした。彼自
身、自分の仕事に誇りを持てず、空しさを抱えていたのではないでしょうか。自分の働き
や役割に喜びや誇りを持てるのは、とても大切なことです。あなたは、自分の仕事や役割
に喜びと誇りを感じていますか。
2 イエスの「わたしについて来なさい」との招きは、第一にレビをそのまま受け入れている
という約束のみことばでした。誰もがレビを「罪人」と裁き、遠ざけました。人は他人を
罪に定めることによってしか、自分の正しさを示せないからです。しかし、主はそのまま
の彼を招き、ついて来るよう促しました。十字架の御業によって全ての人の罪を贖った主
の聖さには、罪に打ち勝ち、洗い聖める力があるからです。今、神の前に立つことをため
らわせる罪や不信仰を抱えていますか。あなたは、そのままの姿で招かれているのです。
3 「わたしについて来なさい」との招きは、第二に新しい人生の方向示すみことばでした。
お金に従い、お金が目標になっていたレビの人生は、主に従う人生に修正されたのです。
信仰の決断をした後、レビはレビらしく、その賜物を生かして神に用いられました。今、
あなたは主に従うチャレンジを受けていませんか。決断し、御足の跡を辿って幸いな人生
を歩みましょう。