低さ、暗さ、貧しさの中に　ルカの福音書2:1〜20

１　クリスマス（Christ＋mas）という語の意味は、キリストを礼拝することです。結婚前に

　　聖霊によって救い主を宿したと知らされたマリヤとヨセフは、それを信仰によって受け入

　　れたのも束の間、ローマ皇帝の勅令により故郷への長旅を強いられます。しかし、その背

　　後には神の計画があり、結果的に主イエスは預言通りにベツレヘムで誕生したのです。思

　　わず呟きたくなる思いに揺れるその時、まことの神が、あなたを心に留めておられること

　　を信じましょう。

 

２　神の御子であるイエスが生まれた場所は、絢爛豪華な王宮ではなく、臭気漂う家畜小屋で

　　した。このミスマッチの答えは、救い主イエスの痛みの愛にあります。自ら神であること

　　を捨て、人となられた主は、人が悔い改めるよりも先に十字架で自らを贖いの代価として

　　差し出してくださいました。罪人のそば近くおられるこのお方が、あなたの友となり、共

　　に歩んでくださいます。主なる神にこの上なく愛されている自分であることを覚え、主に

　　倣う者となりましょう。

 

３　救い主の誕生を知らされ、家畜小屋に駆けつけた羊飼いは御子の誕生を喜び、人々に告げ

　　知らせました。賑やかな中、静かに全てを心に納め、思い巡らすマリヤに目を留めましょ

　　う。彼女が宝のように見つめていたのは、神のみことばだったに違いありません。過ぎし

　　一年、あなたに語られたみことばを思い巡らし、宝として心に納めませんか。この世の低

　　さ、暗さ、貧しさの中に来られた主の輝く笑みを見つめ、心から礼拝しましょう。