深めよう、祈りの喜び　ルカの福音書11:1

１　ルカの福音書は、祈りの福音書と呼ばれるほどイエスの祈りの教えと実践をたくさん記録

　　しています（3:21〜22、5:15〜16、6:12〜13、9:28〜29等）。つまり、ルカはイエス

　　の様々な働きの背後に祈りの生活があったと強調しているのです。主がそうであるなら、

　　なおさら、人には祈りの生活が欠かせないのではないでしょうか。

２　ユダヤ人として幼い頃から祈りを知っていた弟子たちが、イエスに「祈りを教えてくださ

　　い」と求めたことに注目し、「私にも祈りを教えてください」と渇いて求めましょう。霊

　　的呼吸である祈りが欠けると、霊的呼吸不全に陥ります。日々、三位一体の神をおぼえて

　　祈っていますか。①祈りの対象は、父なる神です。②祈りの仲介者は、御子なるキリスト

　　です。③祈りの導き手は、聖霊の神です。祈りの祭壇をあなたの生活の中に築き、個人の

　　祈りの生活を深めましょう。

３　祈りは、あなたの生き方の根幹であり、力の源泉となります。祈りを聴かれる神を信じ、

　　信仰の仲間、教会で心一つに祈りましょう。迫害者によって牢獄につながれ、明日の命も

　　風前の灯火となったペテロのために教会がしたことは祈りです（使徒12章）。あなたに

　　とって、祈りは最後の手段ですか。それとも最初の手段ですか。祈りから始める時、主は

　　必ず栄光を顕してくださいます。来たる年、祈る喜びを、そして祈られる喜びを豊かに体

　　験し、祈りを聴かれる主のすばらしさを更に深く知りましょう。