1 手紙の最後に、パウロは具体的な連絡事項を記します。①献金の勧め→ユダヤ人の教会と
異邦人の教会が、主において一つとなることを願うパウロは、困窮するエルサレム教会の
ための献金を勧めます。献金を神へのささげ物として喜んでささげ、主のわざのために用
いられることを感謝しましょう。②コリント訪問の予告→コリント再訪がパウロの願いで
した。③若いテモテを丁寧に迎えるようにとの勧め→その働きのゆえに伝道者を敬うこと
が大切です。④アポロについての連絡→一致を願う心が表れています。パウロのように、
問題解決のために具体的に行動を起こしてみませんか。
2 次にパウロは称賛と挨拶と署名を記します。①ステパナたちを労う→信仰者の交わりは常
に双方向です。励まし合い、支え合いましょう。②アクラとプリスカからの挨拶→周囲の
人への気配りや感謝を大切にしていますか。③パウロの署名→口述筆記をやめて自ら記し
た彼は、主ただ一人を愛し、従うことが教会の要と教えました。
3 16章のキーワードは、13〜14節です。終わりの時代、日常生活に埋没したり、時代の流
行に流されたりしないで、目を覚まして見るべきお方だけを見つめましょう。主により頼
んで信仰に固く立ち、踏み出す一歩に主の強さを体験しましょう。問題だらけのコリント
教会をとことん愛したパウロに倣い、あなたも兄姉を励まし、支え、愛で包む人になるこ
とを目指しませんか。