1 12章では、コリント教会にあった賜物問題が取り上げられます。パウロは、人が「イエス
は主です」と告白する際に聖霊の働きがあると教えました。信仰もまた、与えられるもの
なのです。告白のとおりに主であるイエスのみことばを聴き、従う者となりましょう
2 パウロは御霊の賜物のリストを挙げ、同じ聖霊の働きながら人それぞれに多種多様な賜物
が与えられていると示しました。そして、その賜物は、個々人を高めるためにではなく、
教会全体の益と喜びのために与えられているのです。正しい目的に従って、積極的に自ら
に与えられた賜物を発見し、使い、磨きましょう。
3 パウロは更に教会には多様性があるが、しかし分裂せず、かえって一致し、成熟していく
ことができると人間の身体に例えて教えます。①キリストのからだは多様性があり、固有
性がある→身体の各器官に固有の働きがあるように、教会を形成する各人には、他のもの
に決して換えられない価値があります。この理解に立ち、自己卑下や高ぶりの罠から逃れ
ましょう。②多様性が協力を生む→キリストのからだに多様性があるのは争い、反目する
ためではなく、全体の益のために一致協力していくためです。この教会には、あなたが必
要です。あなたの賜物を隠さず、恥じず、恐れず、皆の益になるよう、大胆に用いてみま
せんか。