1 4章には、コリント教会に対するパウロの厳しく、激しい言葉が並んでいます。コリント
の開拓者であるパウロは、父親の立場で厳しい叱責を与えていますが、それらは全て彼の
熱い心の表れなのです。
2 パウロはどんな勧めをしたのでしょうか。①先走った裁きをしてはいけない→彼は教会の
指導者について、キリストのしもべであり、神の奥義の委託管理者であると教えます。要
するに、何より大事なのは主人である神に忠実だと認められることなのです。あなたを裁
くのは他人でも自分でもなく、神なのだと心に留めましょう。②高慢になるな→分派を作
り、特権階級意識を持っていたコリント人に、パウロはそれこそが高慢のしるしと断じま
す。あなたは、キリストの謙遜に倣おうとする信仰姿勢を保っていますか。
3 ③耐えて祝福せよ→福音を語ったために迫害を受け、ひどい生活苦を経験したことをパウ
ロは語ります。しかし、彼がその状況下で行ったのは、主イエスに倣い、耐えて相手を祝
福することでした。誰かの敵意や悪意に対し、どんな反応をしていますか。④私に倣え→
どんな時にも主によって生きている自分と同じく、あなた方も主によって生きるものとな
りなさいと勧めたのです。常に主を見上げる生き方を貫きましょう。最後に、パウロは神
の国はことばではなく力にあると示しました。あなたの日々の生活の中に主イエスが見え
るようになることを願い、神の国の力を体現する人を目指しましょう。