少年が持っていた五つのパンと二匹の魚は、何の役にも立たないと思われるものでした〈9〉。イエス様は、そんな無きに等しい状況の中から五千人に食べ物を与えるという奇跡をなされたのです。
1.主のために立ち上がる
少年以外にも食べ物を持っていた人はいたことでしょう。ただ、多くの人たちは、役に立たないと判断して行動しませんでした。大切なのは、私たちの目から見て、役に立つかどうかではなく、主のために行動するかどうかなのです。状況を見て、行動することを躊躇するのではなく、少年のように主のために立ち上がりませんか。
2.主に委ねる
五つのパンと二匹の魚をイエス様のところに持っていくことは、大きな選択でした。少年にも食べ物は必要だったからです。けれども、少年は主に委ねたのです。主は彼の様々な思いも含めて、全てを受け取ってくださいます。主がこれからしてくださることに期待し、私たちが持っているものを委ねていきたいのです。
3.主に用いていただく
少年の手にあった五つのパンと二匹の魚がイエス様の手に渡された時、役に立つものに変えられていきました。そして、群衆だけでなく、少年もその奇跡を見て、体験する者とされたのです。主は小さなものをも用いてくださいます。「主よ、用いてください」といつも祈っていきましょう。
「私には何もできない」と思っているところはないでしょうか。主はあなたを用いてくださいます。今日も主のためにあなたができる一歩を踏み出していきましょう。