再会　　創世記33:1〜20

１　兄弟は最も近しい肉親関係ですが、一つのボタンの掛け違いで熾烈な争いも起こりやすい

　　ものです。エサウとヤコブの兄弟関係も20年来の不和を抱えていました。しかし、神はヤ

　　ボクの渡しで不安なヤコブを取り扱い、新しくしてくださいました。一族の先頭に立った

　　彼は七度もひれ伏しながら、兄に近づいたのです。真の悔い改めは、必ずその実を結びま

　　す。日々、具体的な悔い改めの実を結びましょう。

２　足を引きずりつつ近づく弟にエサウは自ら走り寄り、二人は抱擁して20年ぶりの再会を喜

　　びました。エサウには、ヤコブが想像していたような復讐の思いはなかったのです。有名

　　な「放蕩息子のたとえ」を彷彿とさせるこの場面から、クリスチャンとして和解の関係を

　　築く大切さを教えられます。本来、罪人である人間にとって和解は容易ではありません。

　　しかし、だからこそまずあなたを愛し、赦された神を見上げ、助けを求めていきたいので

　　す。長年抱える不和の関係がありますか。拭いきれない過去の傷が疼いていますか。憤り

　　に縛られていませんか。十字架で赦されたあなたの内に住まう聖霊に導かれ、赦し赦され

　　て生きる道へと歩ませていただきましょう。

３　エサウと和解したヤコブは、入手した地に祭壇を築き、「主なる神こそ、我が神」と告白

　　して、和解へ導かれた神を崇めました。まことの神は、あなたを守り、祝福してください

　　ます。あなたの築くすべての人間関係に、神のご配慮と最善が及ぶと信じましょう。