1 アブラハムの伴侶サラは、127(100+20+7)年の生涯を閉じました。神は彼女に、90
歳で出産した息子イサクを育てる10年、神がお定めになった人の寿命まで生きる20年、更
に成人したイサクを見届けるための7年をも与えてくださいました。まことの神は、恵み
の上になお恵みを加えてくださる、気前のよいお方なのです。
2 妻の死に際し、アブラハムは何をしましたか。①妻のために泣いた→人生の喜びと辛苦を
共にしてきた、かけがえのないパートナーであるサラを彼は深く愛していたのです。また、
彼がその悲しみを押し隠さなかったことにも注目しましょう。まことの神を信じる者は、
神の慰めがあると信じるがゆえに、悲しむべき時に悲しんでよいのです。生ける神の御前
で安心して、ありのままの姿で歩みましょう。
3 ②墓地を購入した→購入を申し出たアブラハムに、ヘテ人たちは好意的に接しました。そ
れは、彼の中に神が共におられる祝福を見ていたからです。マクペラの洞窟の所有者エフ
ロンは不当に高い値段を提示しましたが、アブラハムは言い値の通りに支払いました。寄
留者である彼は、本来この世の土地に価値を見いだす人ではありませんでしたが、ただ一
つ天国に向かう門だけに価値を認め、生涯唯一の所有地としたのです。あなたの最終目的
地はどこですか。主イエスこそ、あなたにとっての天の門です。やがて御国に入るその日
まで、信仰に固く立ち、互いの信仰生涯を全うさせていただきましょう。