1 エルサレム神殿に詣でる人々に向けて語られた詩篇128篇には、三つの幸せが描かれま
す。①神を畏れる者の幸せ→どんなに時代が進歩し、人々の生活が豊かになっても、恐れ
や不安を完全に払拭できません。数多くの恐れや不安に、日々、誰もが揺すぶられていま
す。しかし、聖書は真に畏れるべきお方を認め、信じて歩む者は罪と死のもたらす永遠の
滅びという恐れから解放され、明日を守られる主に、日常の恐れや不安を委ねて生きる幸
せがあると教えています。
2 ②生き甲斐ある仕事を持つ幸せ→人が生きるために労働が必要になった理由は、罪の刈り
取りでした。生きる限り働くことが定められているならば、そこに喜びを見出していきた
いものす。自分の能力に合致し、好みに合い、他者と神を喜ばせる仕事は生き甲斐を生み
出します。そして最も大切なのは、自分の仕事や役割を神の賜物と受け止め、神が置いて
くださったベストポジションと信じて励むことです。
3 ③家庭円満の幸せ→神を畏れる者の築いていく家庭の祝福は、神から与えられる命と力、
祝福の象徴であるぶどうの木、オリーブの木で表現されています。主イエス・キリストを
かしらとし、恐れ敬いつつ、そのみことばに従って互いに仕え合うことが家庭祝福の鍵で
す。同様に、神の家族である教会においても、互いに仕え合うところに恵みが満ち溢れま
す。新しき年、主の約束を信じて受け取り、まことの神を畏れ、しあわせの歌が絶えない
一年を歩んでいきましょう。