福音に生き、福音を届ける　コロサイ人への手紙 1:6

１　コロサイ教会の開拓者は、かつて使徒パウロから福音を聴いたエパフラスでした。ローマ

　　で彼から事情を聞いたパウロが、問題解決指南のため獄中から書き送ったのが、コロサイ

　　人への手紙なのです。

２　コロサイ教会に入り込んだ、教会の命を危険に晒す誤った教えに対処するために、パウロ

　　はイエス・キリストの福音こそが、教会の中心であると示します。福音とは、何でしょう

　　か。それは信じるすべての人に救いを得させる神の力です。十字架と復活の主イエスを信

　　じるなら、その人は死から命へ移され、暗闇の力から救い出されて神の恵みの支配の中に

　　移されるのです。この素晴らしい福音の価値を悟り、その恵みに生きる者となっています

　　か。「御子の十字架により、私は既に暗闇の世界から救い出され、神の恵みの支配に移さ

　　れている！」と日々に告白し、福音の喜びに生きていきましょう。

３　パウロは、この力と希望と喜びに満ちた福音は、届けられるものだと語っています。コロ

　　サイ教会もまた、パウロから福音のバトンを受け取ったエパフラスが更に多くの人々に届

　　けたことによって、形成されたのです。この世に生きる者すべてに神が贈ってくださった

　　最高のプレゼントであるイエス・キリストの福音を、まだそれを知らぬ誰かに届けること

　　こそ、間違いなく神の御心です。聖霊の助けと導きをいただいて、すべての人に光をもた

　　らすキリストの福音を届けましょう。