基盤  創世記20:1〜18

1 アブラハムの生涯で大変象徴的な意味を持っている場所、それがマムレの樫の木です。ロ

  トとの別離を経て辿り着いたこの場所は、それ以降、彼が神と深く交わりつつ暮らす場所

  となりました。やがては人生の終止符を打つ場所にもなった大切な場所を、この時、彼は

  離れます。そして、神の安息を失って試みに落とされてしまうのです。

 

2 ゲラル移住後、アブラハムは恐れの動機から妻サラを妹と偽ります。しかし、その嘘がか

  つて彼がエジプトで見せたのと全く同じ失態を招きます。二つのことを教えられます。①

  人間には皆失敗を繰り返す弱さがある⇨自分だけは大丈夫と思ってはなりません。同じ轍

  を踏む弱さがあると自覚して、神と共に生きることが大切です。②アブラハムの「嘘」と

  いう弱さは子孫にも連鎖した⇨ため息が出るような人間の罪性を断ち切ったのは、もう一

  つの財産である「信仰」を用いた四代のちのヨセフでした。神への信仰こそが、あなたの

  弱さを覆すのです。

 

3 神と共に生きる生活を手放したアブラハムは、異邦人ゲラル王の方が立派と思えるほど惨

  めな状態でした。神の賜う安息は、神と共に生きる生活にあるのです。前回同様、彼の失

  敗に介入し、助けたのは神ご自身でした。それは彼が神の友だったからです。人が神の友

  であることは行いの立派さではなく、神から受ける恵みの大きさによって証明されます。

  信仰のゆえにあなたを友と呼んでくださる主の十字架こそ、あなたの人生の基盤です。こ

  こに留まり続けましょう

 

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私たちは、聖書信仰に立ち、聖霊の恵みを大切にする、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団に所属しています。

第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。