1 生ける神との出会いを逃さなかったアブラハムに、神は遂に約束の成就を予告しました。
さぞ喜んだと思いきや、妻のサラは心の中でそれを笑い、疑いました。到底、信じること
ができなかったのです。しかし、神はその密かな笑いを見逃さず、指摘されました。それ
は責めるためではなく、サラの信仰を励ますためです。神の全能の力を信じることが、あ
なたの人生の彩りを変えます。「主に不可能なことがあろうか」と語るみことばを信じ、
受け取りましょう。
2 天幕を去る別れ際、主はアブラハムにご自身の計画(ソドムとゴモラの滅び)を告げまし
た。ソドムに住む甥のロトを思い、顔面蒼白となったアブラハムは必死にとりなしを願い
出ます。まるで値引き交渉のような粘り越しのとりなしは、ついに10人の正しい人がいれ
ば滅ぼさないという約束を引き出したのです。祈りは神との対話であり、とりなしの祈り
は神の御手を動かす力ある祈りなのです。
3 力強いとりなしの祈り手になるために、何が必要でしょうか。①神の前に立ち続ける⇒ソ
ドムへの裁きが宣告された後に、アブラハムは諦めずに祈り始めました。主を信じて救わ
れたあなたは、神の前に進み出て、親しく祈る特権を与えられています。日々に祈りの祭
壇を築き、神の前に立ち続けましょう。②粘り強く祈る⇒すぐに忘れたり、諦めたりせず
に、粘り腰で祈っていますか。今、この世界には力強いとりなし手が必要です。あなたの
祈りの手を挙げましょう。