1 炎暑の中を旅する三人の見知らぬ人々を見つけたアブラハムは、直ちに走り寄って自分の
天幕に迎え入れました。そして、涼しい木陰に案内し、旅人の足を洗い、たくさんの食物
を振る舞って歓待したのです。その理由は、第一に旅人をもてなすという当時の慣習があ
ったからと考えられます。しかし、主人である彼が先頭に立ってもてなす姿には、それ以
上に聖書の示す隣人愛の実践という面が見えています。あなたは、他者のために時間や労
力を割いていますか。
2 アブラハムを訪ねた正体不明の三人の旅人とは、実は主の御使いでした(ヘブル13:2)。
クリスチャンの日常生活にも、それとわからぬ形で主なる神が現れてくださると知ってい
ますか。特に荒野の旅人のごとく助けを必要とする人、困っている人、弱い人などを通し
て主はあなたにご自身を現されます。霊の目が開かれ、小さなキリストとの出会いを見過
ごすことがないようにと祈りましょう。
3 生ける神との出会いを逃さなかったアブラハムに、神は遂に約束の成就を予告しました。
どんな人との出会いにも、目に見えない神の深い御心があると信じて大切にし、愛を実践
していくことが大事なのです。隣人愛の動機は、御子の命を与えるほどにあなたを愛する
神の愛を知ることから生まれます。より大きな愛で隣人を愛して生きるため、なお深く神
を愛し、感謝して歩みましょう。今週も、隣人への愛を積極的に実践し、主をあなたの生
活にお迎えしましょう。