祭司  創世記14:17〜24

1 戦いに勝利し、意気揚々と帰ってきたアブラムを迎えたのは二人の王でした。しかし、両

  者の目的は全く異なっていました。ソドムの王は勝者アブラムに取り入り、利を得るため

  に。シャレムの王メルキゼデクは、アブラムを神の御名によって祝福するために来ていた

  のです。世的成功を収めた時、人は二人の王のごとき存在(サタンとイエス)の来訪を受

  けるものです。あなたはどちらを迎えますか。

 

2 アブラムはソドム王の褒美を断り、メルキゼデクに財産の十分の一を贈りました。勝利を

  与えてくれた神ではなく、人にこの勝利の栄光が帰されてしまうことをよしとしなかった

  のです。かつて富にまつわる失敗の経験をした彼は、主に信頼し、主を愛することこそが

  本当の祝福への道であると悟ったのです。恵みを施してくださる神の前でへりくだり、神

  にこそ成功と勝利の感謝をささげましょう。

 

3 謎多き人物であるシャレム(平和)の王メルキゼデク(義の王)は、いと高き神の祭司で

  した。祭司とは、神と人の間に立ってとりなし、祝福を取り継ぐ存在です。アブラムの勝

  利の背後に、彼のとりなしがあったのです。主イエスを信じて救われたクリスチャンも、

  この世に対する祭司の役割を与えられているのです(Ⅰペテロ2:9)。あなたのために

  誰かが祈っています。なにより、永遠の大祭司キリストが、今日もあなたを支えておられ

  ます。あなたも誰かのために祈り、天の祝福を地に呼び下す幸いに与りましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。