イエスと姦淫の女  ヨハネの福音書 7:53〜8:11

1 神殿にいたイエスの元に、律法学者とパリサイ人が姦淫の現場を取り押さえられた女性を

  連れてきて、彼女の処遇について意見を求めました。その問いには、主を陥れようとする

  巧妙な罠が仕掛けられていました。彼らにあるのは悪意のみだったのです。憎しみは、主

  イエスから最も遠い生き方へ人を導きます。心の闇を抱えていませんか。

 

2 公然とさらし者にされた女性は、どれほど惨めな思いだったでしょうか。罪の現場を誰か

  に見つかり、押さえられることほど後ろめたく、恥ずかしい思いを味わうことはありませ

  ん。人の一挙手一投足は神の御前にいつも明らかであることをおぼえ、隠れた所で見てお

  らられる神を恐れ畏みつつ、生きることが光の人生を歩む秘訣です。

 

3 主はどうなさったでしょうか。①黙っておられた⇒言い返せない沈黙ではありません。相

  手の失敗をいたずらに裁かず、愛をもって包もうとする沈黙です。②地面に書いておられ

  た⇒何を書いていたかは不明です。むしろ、すぐに消し去ることのできる地面に書いてお

  られる点に注目しましょう。主の愛は罪を消し去り、忘れ、赦す愛です。沈黙を破って語

  られた「あなたがたの内で罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」とのみことばに

  人々は自分の罪を示され、去りました。ただ一人残った女性に対して、主は新しい人生へ

  の方向転換を促します。主イエスにあって、誰にでもやり直しのチャンスがあります。あ

  なたは、今日も主に期待されている人なのです。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。