1 イエスとの会話を通してサマリヤ人女性は、目の前にいるお方が約束のメシアであること
を理解しました。自分の罪を知り、そのような自分を愛し、救おうとなさる愛の神を知っ
たのです。彼女は水がめを置いて町へ行き、自分を変えてくださった主を紹介し始めまし
た。水がめは、イエスと出会う前の自分にたとえられます。主イエスとの出会いがあなた
を変え、勝利を与え、新しい生き方へ導くのです。
2 女性が去った後、弟子たちは入手した食物を差し出しました。ところが、主は「あなたが
たの知らない食物」について話し始めたのです。それは、主を遣わした父なる神の御心を
行なうことでした。そして、これは主だけの個人的生活原則ではなく、主に従う全クリス
チャンの生活原則であるべきことです。食物が人生に喜びをもたらすように、神に与えら
れた使命を意識し、召命感を持って生きることがあなたの最高の喜びとなります。この喜
びを追い求めませんか。
3 イエスは更に二つのことわざを通して語りました。①刈り入れ時まで四ヶ月ある⇒元々否
定的ニュアンスだったことわざを引きつつ、主は希望の視点に立って福音を伝えていくこ
とを教えられました。目に見えない祝福を主の約束のゆえに先取りし、喜びつつ伝えまし
ょう。②一人が種を蒔き、他の者が刈り取る⇒神の国の収穫は分業制です。種蒔く者にな
る時も、刈り取る者になる時も、神の国全体の収穫の喜びにあずかっていると感謝して仕
えていきましょう。