1 漁師町ベツサイダで、イエスは一人の盲人と出会いました。癒しのみわざを見たいと願う
人々の興味本位な思いを察したイエスは、彼を村の外に連れ出し、人生の闇を抱える彼と
一対一で向き合ってくださいました。父なる神のみもとから来られた主イエスこそ、闇の
中にいる者に一条の光をもたらすお方です。
2 他の癒しの記録と違う特徴は、この盲人の癒しが段階的に起こったということです。それ
は、主イエスが彼の自発的な信仰を促そうと異なるアプローチをなさったからです。鍵に
なるのは盲人がずっとイエスだけを見つめ続けたことです。信仰を持ってすぐに全てがは
っきり見えるわけではありません。わからないこと、不安なこと、恐れることだってある
でしょう。でも、あなたがイエスだけを見つめ続けるなら、今まで見えなかったものが見
えるように変わり、光の景色を見せていただけるのです。今日も、主に変えていただきま
しょう。
3 見えるようになった彼に、主は村に入っていかないよう告げました。これは、主が彼に新
しい人生の方向性を示してくださったということです。主イエスはあなたを新しく変えて
くださるばかりか、その後の道を示し、新たな生き方の方向性をも指し示してくださるの
です。主イエスと共にいくならば、あなたの人生の景色は必ず変えられます。その御手を
しっかりと握り、決して離すことなくついていきましょう。