1 約2000年前のクリスマスに生まれたイエス・キリストを捜して、東方の博士達が旅に出
かけました。今でいう占星術師のような彼らは不思議に輝く星に導かれるまま、長く危険
な旅を続けたのです。そして、ついにその星が幼子イエスのいる家に留まったのを見て大
きな喜びに包まれました。人生においていつ終わるともしれない先の見えない暗闇を通る
時もありますが、聖書を通して差し込む一筋の光を頼りに歩む先に、神は必ず大きな喜び
を用意してくださいます。
2 博士たちは先に訪れたヘロデの王宮ではなく、ベツレヘムの家畜小屋で幼子と出会いまし
た。劇的なパフォーマンスも荘厳な音楽もありませんでしたが、彼らはまことの救い主を
礼拝して、黄金、乳香、没薬(占星術の道具であったとも言われる三器)をささげたので
す。そして再び王宮に立ち寄ることなく、別の道を通って帰りました。これはイエスと出
会った彼らが、全く別の道を生きる人間となったということを意味しています。主イエス
だけを信じ、頼りとして生きる人と変えられたのです。
3 あなたは、神に背を向けた自分中心な生き方をしていませんか。神がいるのにまるでいな
いかのように、この世の暗闇に呑み込まれて嘆きばかりの日々を送っていませんか。主イ
エスこそ、その方向を変え、新しい命の道へ進ませてくださる救い主です。喜びに満ちた
新しい道、主と共に生きる道を歩みましょう。