友とされた喜び　ヨハネの福音書 15:9〜17

１　主イエスは、あなたを「友」と呼ぶとおっしゃいました。古来「王の友」とは、王の友人

　　であるがゆえにさまざまな特権を与えられた人のことでした。「しもべ」に対して主人は

　　その行動の意味や目的を明かしませんが、「友」に対しては自分と同じ心で歩むことを願

　　い全てを打ち明けます。友であるあなたのため、十字架の苦しみを背負い、ご自身のいの

　　ちを捨てるほどの大きな愛を示してくださった主イエスが、あなたの真実の友です。感謝

　　し、このお方とどこまでも共に歩みましょう。

２　主イエスは友であるあなたに、ご自身の知っていること（神の御心、ご計画）を知らせて

　　くださいます。それはキリストの福音であり、神のこの世に対する愛と救いの計画です。

　　そしてその恵みに与った者には、主の十字架と復活を世に伝える「キリストの証人」とい

　　う務めが託されているのです。救いの恵みを全世界に向かって語り告げ、人々を救いに導

　　く働き、すなわち「行って実を結ぶ」伝道の働きこそ、救われた者のライフワークです。

　　主の期待に応えましょう。

３　また、「実が残るために」すなわち救われた魂がキリストにとどまり続けるようにアフタ

　　ーケアをすることもまた、クリスチャンに託された大切な務めです。それは神の家族とさ

　　れた者が互いに愛し合うことで、全うされます。友である主の愛に自分自身が満たされる

　　ことを祈り求め、お互いに愛の動機で仕え合いましょう。