さらに大きなわざ　ヨハネの福音書 14:7～12

１　ご自分と父が一つであると語る主のことばに対してすぐに反応して、「父を見せてくださ

　　い」と願ったのはピリポでした。しかしこの願いは彼一人のものではありません。古来、

　　神を見たいと願って人は①目に見える物事を神（偶像）としてきました。しかし真の神で

　　ないならば、それは愚かなことです。②目に見える行いを立派にしようとしてきました。

　　しかし人の行いと心は一致しがたく、完璧な人にはなれません。本当に人が神を見たいと

　　願うなら、主イエスを見なければ、信仰をもってこのお方だけに注目しなければなりませ

　　ん。日々、主イエスを見出す幸いな人になりましょう。

２　続いてイエスはご自身を信じる者は、主のなさったわざより更に大きなわざを行なうと約

　　束なさいました。その意味は、①「与える影響がより大きい」ということです。主の昇天

　　後、聖霊を受けた弟子たちから始まった教会のわざは、主が地上におられた三年半以上に

　　多くの人を救いに導き、宣教の拡大をもたらしました。今日、この明石キリスト教会の働

　　きもその延長線上にあることを感謝し、一層福音宣教に励みましょう。②「目に見える奇

　　跡以上に大きな恵み」ということです。この大きさを測る基準は、この世の価値観ではな

　　く、神の国の価値観です。ひとりの人が救われ、変えられ、愛に生きる者となることは、

　　この上もなく大きな喜びを天にもたらす霊的奇跡です。あなたがその体現者であることを

　　忘れず、なおも主にある自分の将来へ希望を抱きましょう。あなたは、神の御手の中にあ

　　る器なのです。