羊の門  ヨハネの福音書 10:1~10

1 「よい羊飼いのたとえ」を聞いたパリサイ人は、理解できませんでした。それは羊飼いを

  知らなかったからでなく、彼らの霊的な目が閉じていて、みことばの真理が理解できなか

  ったからです。パレスチナの羊は囲いに収められるので、門が唯一の通り道になります。

  また、羊は視覚ではなく聴覚、つまり声で自分の羊飼いを認識します。そして、羊飼いは

  厳しい地形の中で安全に羊を導くため、群れの先頭に立ったのです。

 

2 主はたとえを通し、当時のユダヤ教指導者を批判します。彼らは律法によって人々を神へ

  導く門のような存在とされていましたが、実際には癒された盲人を会堂から追放した(9

  章)ように、神の御心とかけ離れたことをしていたからです。主から羊を養う働きを託さ

  れている者は、まず自分自身がイエスという門をくぐり、イエスに膝を屈めねばなりませ

  ん。日々謙遜に門をくぐり、主の心と思いをわがものとしましょう。

 

3 「出入り(10:9)」とは、生活を意味します。イエスという羊の門を日々くぐる者は、行

  くにも帰るにも、常に神の守りの中で安らかに命の恵みを生きることができるのです。世

  の中には平安と命に至る門がいくつもあるように思えますが、本当の門はたった一つだけ

  です。あなたは、この門をくぐっていますか。救いの恵みに与っていますか。更に日々、

  イエスという羊の門をくぐるならば、あなたの人生は必ず祝福で満たされます。救い主イ

  エスあっての自分であることをおぼえ、今日も心から感謝しましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。