1 道の途中でイエスが出会ったのは、生まれつきの盲人でした。特定の生業で生計を立られ
ない彼は、日々道端に座って物乞いをするしかありません。そんな彼に、往来する多くの
人は目を留めることもなく行き過ぎましたが、イエスは注目しました。主イエスはあなた
を選び、常に愛の眼差しを注いでおられます。この愛を感じていますか。
2 イエスが彼に注目しているのを不思議に思った弟子たちは、彼が盲目に生まれついたのは
誰の罪かと問いました。このような因果応報の考え方は万国共通のもので、誰もがそう考
えやすいのです。しかし、イエスの答えは「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもあ
りません。神のわざがこのの人に現われるためです」という全く異なる見方を示すもので
した。過去に原因を捜す因果応報の考えに、いつの間にか縛られてはいませんか。未来に
顕される神のわざに、いつも期待してみましょう。
3 主が続けて語った「わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを、昼の間に行なわなけれ
ばなりません」とは、どういうことでしょうか。それは、主なる神と心を合わせていくこ
とです。苦しみの中にあってもなお救い主なる神を信じ、愛し、御心を求め、信仰を働か
せて神のわざに期待していくことが大切なのです。その先に、世に尽きることのない苦し
み、悲惨、宿命的と見える不幸を解決し、神のわざの栄光を輝かせる光が輝くからです。
人生を変える光、キリストを求めましょう。