恵みの体験　ヨハネの福音書 6:1～14

１　ガリラヤ湖の岸辺でなされた五千人の養いは、四福音書が洩れなく記す主イエスの奇跡で

　　す。それほどに体験した人にインパクトを与えた出来事だったのでしょう。理性的な現代

　　人にとって容易に受け入れ難いこの奇跡を、あなたはどう受け止めていますか。全知全能

　　の神への信仰に立ちましょう。

２　人々の空腹を知ったイエスは、弟子たちに対処を尋ねます。最初に問われたピリポは、い

　　つもイエスと一定の距離感を保っている人でしたが、算盤を弾いて無理と結論付けます。

　　次に問われたアンデレは、不可能と思いつつも五つのパンと二匹の魚を持つ少年のことを

　　知らせました。他の弟子たちも五十歩百歩で、主が何をなさるのか理解していませんでし

　　た。あなたはどうですか。

３　主イエスは、奇跡に参加させることを通して弟子たちの目を開きます。手渡されたパンと

　　魚の切れ端をいぶかりながら配り始めた時、その食物がなくなることなく全員の空腹を満

　　たし、あまつさえ12の籠を満たすほどの恵みとなったことを体験したのです。彼らはイエ

　　スが恵みに満ちた全能の神であり、貧しく愚かな自分たちがその恵みを取り次ぐ管とされ

　　ることを知ったのです。多様な12弟子に等しい恵みの体験を与え、管として用いた主イエ

　　スは、あなたをも用いてくださることを信じますか。救いの奇跡に与ったあなたを通して

　　主は今日も豊かな恵みを多くの人々に注がれます。信じましょう。