ハンナの祈り Ⅰサムエル記 1:1〜18

1 ハンナとペニンナという二人の妻を持つエルカナの家庭には、妻同士による反目がありま

  した。ペニンナは不妊の正妻ハンナを苛立たせ、夫も彼女の心の痛みには無理解でした。

  家族が揃う楽しい時間のはずの仮庵祭の食事も、ハンナには寂しさを思い知らされる時だ

  ったのです。

 

2 傷ついたハンナが向かったのは、神の御前でした。他の何物にも目もくれず、神と私だけ

  の関係に入っていくことが祈りの原点です。彼女の祈りから何を教えられますか。①辛い

  時にも神に背を向けてはならない⇒ 神の善意がわからない時にも、神に背を向け、信じる

  ことをやめてはなりません。むしろ辛い時こそ神の前に行くのです。②心を注ぎ出して祈

  る大切さ⇒心の内にある全てを打ち明ける祈りです。ハンナは願いだけでなく、苛立ちも

  嘆きも悲しみも打ち明けて祈ったのです。十字架の主はあなたの全てを受け止め、理解し

  てくださるお方と信頼して心を注ぎ出す祈りをしましょう。③どこまでも神に信頼し、期

  待して祈る大切さ⇒祭司エリに誤解されるほどに、ハンナは人目も時間も気にせず一心に

  主だけを見て祈りました。あなたの祈りは、ただ主なる神だけに期待し、信頼する祈りで

  すか。

 

3 祈り終えたハンナの表情は輝き、平安に満ちていました。心を注ぎ出して祈るならば、神

  は苦々しさ、不安、恐れに替えてシャローム(平安)をあなたに満たしてくださいます。

  祈りの生活は、人生を変える奇跡の神を信じる生活です。心を注ぎ出して祈る人となりま

  しょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。