蒔かれた毒麦 マタイの福音書 13:24〜30

1 敵の畑に知らぬ間に毒麦を蒔くバイオテロは、当時実際に行なわれていました。麦の中に

  誤って食べると苦しむ毒麦を見つけたしもべは抜き集めようとしましたが、主人はそれを

  止め、収穫まで待つようにと告げます。すぐに理解し難い主人の言葉ですが、この毒麦を

  抜かないでおくことにこそ、主の伝えたいメッセージがあります。

 

2 主が伝えたいのは、第一に「早まってはいけない」ということです。しもべはすぐに毒麦

  を抜こうとしましたが、一緒によい麦も抜いてしまうリスクがありました。だから、主人

  は収穫の時(世の終わりの裁きの時)を待てというのです。初期キリスト教会にとって最

  大の迫害者だったパウロはまさに毒麦のような存在でしたが、その彼が主と出会い、救わ

  れ、大伝道者になると誰が予想できたでしょうか。「この人は救われないかも」と、自分

  で決めつけ、諦めている誰かがいませんか。早まらずに、時の許される限り福音を伝え続

  け、祈り続けましょう。

 

3 主が伝えたいのは、第二に「あら探しをやめよう」ということです。自分や他者について

  長所を見つけるよりも、欠点を探しがちではありませんか。そこには二つの危険が潜んで

  います。①自分を裁き主の座に置くことは、分を越えていることです。②自らが裁く行為

  は、育てるならよい実を結ぶはずの麦をも抜いてしまいかねません。あら探しをやめ、宝

  探しをしてみませんか。神によってよい種を蒔かれた畑であるあなたの、愛兄姉の、豊か

  な実りを信じて待ちましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。