1 美しく豊かな町スミルナの教会は、ローマとユダヤ人から厳しい迫害を受けて除け者にさ
れ、財産を奪われ、密告され、投獄されました。神の国の価値観に生きる者は、この世に
おいて信仰ゆえの「苦しみと貧しさ」を通ります。あなたにも、そのような「苦しみと貧
しさ」がありますか。
2 スミルナ教会に対し、主はその苦しみが「10日の間」であると告げました。いつか必ず終
りが来て状況が変わると、励ましたのです。あなたも信仰の試練という山場を通っていく
ことがあるでしょう。その時、それは永遠に続くものではなく、いつか必ず終りが来るこ
とを忘れないでいましょう。
3 更に主は「死に至るまで忠実であれ」と命じました。どこより激しい迫害を受けていた彼
らに、離れずに留まり信仰に生き続けよと勧めたのです。その理由は、①たとえ外面的違
いはあっても、どんな教会・クリスチャンにも信仰の試練はあるから。②たとえどんな苦
しみの中でも、主が共におられることに変わりはないからです。今、主が置いておられる
所があなたのベストポジションです。そこに信仰の根を張り、そこで主のみ業を体験しま
しょう。その先に待つのは、命の冠です。