1 ヤコブは主イエスが教えられた(マタイ5:33〜37)のと同様に、軽々しい誓いを口にしな
いようにと教えています。それは誓いそのものが悪いというのでなく、むしろ誓いの乱用
や誓いを実行しない偽りに対する戒めなのです。軽率に約束し、守っていないことはあり
ませんか。言葉と行ないにおいて真実に歩んでいますか。
2 日本人には、「いいえ」という言葉をあまり使いたがらない特徴があるそうです。人間関
係の衝突を避けるために、心では決めていながらイエスかノーの返事を曖昧にしてしまう
ことがありませんか。
3 「はい」を「はい」、「いいえ」を「いいえ」としなさいと説く5:12には、三つの意味が
あります。
①これは偽りを言わないための命令である⇒単純明快なありのままの言葉を話すことが、
巧妙な偽りの言葉からあなたを遠ざけます。
②これは世に妥協しないための命令である⇒クリスチャンに求められるのは、真理である
神のみことばにいかなる時も「はい」と答え、みことばに反することにはいかなる時も
「いいえ」と答えることです。真理を曲げず、世に妥協せず、歩みましょう。
③これは責任を負うための命令である⇒自分の言葉に責任を負いたくないために、曖昧な
言葉を使ってしまうことがありませんか。終わりの日、主の御前で申し開きをする時が
来ることを忘れず、自分の言動に責任を負わねばなりません。新しい週も、神と隣人の
前に真実な歩みをしましょう。