1 ヤコブはユダヤ人クリスチャンの教会にあった問題を指摘し、変えていくための勧めを述
べています。第一の問題は、互いに悪口を言い合う関係があったことです。当人のいない
所で交わされる悪口は教会の親しき交わりを損なう要因となります。隣人を自分と同様に
愛して生きよ、と教える神の律法を無にしてはなりません。誰かを裁き、悪口をたたく高
ぶりの心を捨て、御前にへりくだりましょう。
2 第二の問題は、高ぶった計画を立てる人がいたことです。一生懸命自分のビジネスに力を
傾注することも、将来を見据えて計画を立てることも、それ自体が悪いことではありませ
ん。問題は、自分の人生が自分の計画通りに必ず進むと思い込んで、いつの間にか自分中
心に高ぶってしまうことです。人生の計画を立てる時に、神の存在を勘定に入れて「主の
御心なら、こうしよう」と考えていますか。
3 主の御心に従うとは、具体的にどんな生き方をすることでしょうか。
①主にあって大胆に計画し、実行する。⇒主はみことばと御霊の導きを通してビジョンを
示してくださいます。示されたビジョンや目標があるなら、それに向かって大胆に計画
し、実行するのです。
②示された主の御心を受け取り、ためらわずに行なう。⇒示されつつも迷ったり、先延ば
しにしていることはありませんか。ためらいを捨て、今あなたができる善いことを行な
ってみましょう。あなたの明日を守られる主に信頼するのです。