1 ユダヤ人を滅ぼすという恐ろしい布告発令により、ペルシャ中のユダヤ人は嘆き悲しみま
した。モルデカイはその悲しみを素直に神に訴えつつ、何とか王宮のエステルにそのこと
を伝えようとしました。それは、彼がエステルを通して神にある希望に目を向けていたか
らです。悲しみや嘆きの中にあってなお、神への希望を握っていますか。
2 王に同胞の救いを訴えてほしいと依頼されたエステルは、躊躇しました。たとえ王妃でも
許可なく王に近づくなら、ただちに死が待っていたからです。それに加え、一ヶ月も王の
召しを受けていませんでした。迷う中、再度のモルデカイの言葉により、自分が王妃とさ
れたのはこの時のためなのだと、信仰のチャレンジを受け入れる決心をしたのです。神は
信じる者にしばしば信仰のチャレンジを与えられます。神とその最善をどこまでも信じて
生きるか、そうでないかが問われるのです。難しいチャレンジですが、神とその最善を信
じて信仰の跳躍をする時、どんな高い壁も乗り越え、その先に待つ祝福へ導かれます。あ
なたは、チャレンジにどう応えますか。
3 決心したエステルは三日間祈る時間をとり、同胞にもとりなしの祈りを要請しました。思
わぬトラブルにも慌てず、まず時間をとり、主に向かってみませんか。主は希望の光を見
せてくださいます。また、愛兄姉にあなたの重荷を分かち合い、祈ってもらいましょう。
心一つにした祈りに神は耳を傾け、みわざをもって応えられます。信じて、なおも祈りに
励みましょう。