1 8月は平和について考えさせられる季節です。世界の誰もが平和を望みつつも、未だ争い
は絶えません。平和の道を知らぬ全ての人に対して語られる、主の言葉を聴くことが必要
です。聖書の教える平和とは、どのようなものでしょうか。①取り繕いの平和ではない⇒
問題を先送りし、微妙なバランスや思惑の上に成り立つこの世の平和とは異なります。②
力による平和ではない⇒力と抑圧による支配からもたらされるのは、本当の平和ではあり
ません。③神との間に持つ平和のことである⇒神と罪人との間に和らぎをもたらしたキリ
ストの十字架こそ、本当の平和なのです。
2 十字架の主はどのように平和をもたらしたのでしょうか。①自分を犠牲にして⇒命を贖い
の代価とされた姿に、真の平和は自分をささげ、仕えることで実現すると教えられます。
②赦すことで⇒十字架の主の姿は、自分への悪を裁かず、赦す姿でした。真の平和は、他
者への赦しの心から生まれます。
3 平和は「あるもの」でなく「つくるもの」です。どうしたら平和を造り出す者となれるで
しょうか。①自らがまず神と和解する⇒罪の問題は解決されていますか。今、神との間に
平和を持っていますか。②自己中心からの解放⇒全ての争いの根源は自己中心です。心の
王座に誰が座っていますか。③言葉を慎む⇒非難、中傷、告げ口、噂話などの争いの炎を
煽る薪を捨てましょう。平和の王を心にお迎えし、ピース・メーカーと変えられていきま
しょう。