1 詩篇19篇には、三つの「声」が響いています。第一は、自然界からの声です。古来、多く
の人々が自然を神そのものと考え、崇めてきました。しかし聖書は、自然はあくまで被造
物であり、その存在を通して力強く創造主の知恵や力、ご性質を語ると教えます。美しい
自然に触れる時、そこから語りかける声に耳を傾け、創造主を思いましょう。
2 第二は、聖書からの声です。聖書は人生の諸問題に対する答えを持つ、生ける神のことば
です。さばきや戒めも含まれますが、聖書の最大の啓示である、十字架にかかった救い主
イエスを通して見る時に、それが金銀よりも尊く、蜜より甘いとわかります。あなたは、
日々に聖書のみことばを心に貯え、その甘さを味わっていますか。
3 第三は、人からの声です。先の二つと異なり、これは人から神へ呼ばわる応答の声です。
神の言葉を聴いたダビデは、自身を省みて隠れた罪の赦しを乞い、傲慢に陥らないように
願い、正しい言葉を語れるように求めました。不完全で罪多き身をなおも愛する神の恵み
を悟った者にふさわしいのは、きよい神の子として歩ませてほしいという願いです。今日
の礼拝を終えて帰るあなたの言葉、心の思いが変えられ、神のきよさと愛に与る一週間の
日々となりますように。