1 11章前半は、現実と未来をどのように見て生きるべきかを教えます。第一に、信仰によっ
て将来を見、チャレンジすることです。海外貿易を指すと思われる11章1節は、悪い結果
かもしれないから何もするなと言うのではありません。むしろ神を信頼して、大胆にチャレ
ンジせよと勧めています。あなたのパン(生活の全て)を、まず信仰に立って神にささげ
て(委ねて)みませんか。今置かれている現実で、できるチャレンジがありますか。
2 第二に、隣人と担い合い、分かち合って生きることです。予測できない災いに対応するた
めにはリスク回避の知恵も必要ですが、最も大切なのは神に聴き従う知恵です。あなたの
隣人を愛せよと仰った主のみ言葉をおぼえ、隣人とのよい関係を築きましょう。よき隣人
を求めるならば、まずあなたが誰かのよき隣人になることです。
3 第三に、機会がある限り、最善を尽くすことです。状況ばかり見て先延ばしし、結局機会
を逃してしまうことがありませんか。朝に蒔いた種と夕方蒔いた種のどちらが実るか、所
詮、人にはわからないことです。だからこそ大切なのは神の導きを求めて祈り、今為すべ
き最善に励むことです。真実で確かな神となら、難しい状況でも乗り越えていけます。あ
なたの信仰の種を蒔いて、現実にチャレンジしましょう。