1 ミデヤン人の襲来に苦しむイスラエル人のため、神は臆病な農夫だったギデオンを選び、
勇士と呼びました。彼が主に従う最初の一歩として偶像の祭壇を壊したことにより、父や
町の人々の信仰の目が開かれる不思議が起こりました。しかし、その盛り上がりに冷や水
を浴びせるかのように、またもミデヤン人が東方の他民族と連合して襲来のための陣を敷
いたのです。収穫の喜びが一転、不安と絶望に変わりました。あなたは、人生に突然起こ
る逆風に苦しみ、不安になっていませんか。
2 絶体絶命のピンチで、主の霊がギデオンを覆いました。まるで洋服を纏うように主の霊が
ギデオンを包み、満たしてくださったのです。人生の逆風に晒され、恐れ、惑い、不安で
一杯になって動けなくなる時、あなたは決して自分一人だけで闘うのではありません。主
の霊があなたと共にあり、励まし、支え、助けてくださるのです。主の霊に覆われたギデ
オンは恐れることなく角笛を吹き鳴らし、戦いのための軍勢を集めました。聖霊に満たさ
れる時、たとえ臆病な人、弱い人であっても、変えられます。日々、聖霊を求めて祈って
いますか。主の霊に覆われ、満たされ、信仰を危うくする霊的戦いの日々に勝利を収めま
しょう。
3 ギデオンの角笛が響き渡ると、アビエゼル族が集まりました。数日前にはギデオンに殺意
を抱くほど怒っていた人々ですが、信仰の目を開かれて主の戦いに身を投じたのです。更
にマナセ族、アシェル族、ゼブルン族、ナフタリ族が集結し、32,000人の軍勢となりまし
た。しかし、いざ戦いを前にしてギデオンに弱気の虫が現れます。そこで、神が共にいる
ことのしるしを求めると、神はギデオンの求めに応じて何度もしるしを与えてくださいま
した。主は私たちの弱さ、足りなさを知り、そこに寄り添って力を貸してくださるお方で
す。日々、みことばと聖霊によってあなたを導く神を信じ、信仰の勇者とされましょう。
聖霊と共に歩む人は、人生の逆風を追い風に変えることのできる人です。主の霊があなた
を覆ってくださることを求め、祈りましょう。