不足があっても大丈夫　出エジプト4:1～17

１　神から与えられた使命に、モーセはひたすら抵抗を試みます。三度目の抵抗を口にする彼

　　に、神は三つのしるしを与えます。

　　①杖と蛇のしるし⇒モーセにエジプトをも掴む力が与えられたことを示します。

　　②重い皮膚病のしるし⇒苦難に喘ぐイスラエルを癒し、救うことを示します。

　　③ナイルの水が血に変わるしるし⇒全地を治める神が共にあることを示しています。

 

２　モーセに神が示したのは、彼が毎日羊を追うために用いていた一本の杖でした。神は無い

　　物を要求して、御業をなさる方ではありません。ありのままのあなたを、その持てる賜物

　　をご自身の御業のために生かして用いられるのです。また、信仰者はイエスの御名という

　　特権を持つと知っていますか。お金や、この世的な力がなければと思っていませんか。何

　　はなくとも、主イエスの御名を大胆に用いるなら、御業が起こります。

 

３　モーセは、次いで口下手な自分を理由に、神からの使命を退けようとします。それに答え

　　る神の言葉から二つのことを教えられます。

　　①神は欠けている者を用いられる⇒神の力は、あなたの弱さや欠けの中に現れます。完璧

　　　でなくとも、主なる神にはあなたを用いることができると信じていますか。

　　②召しに不足するものがあれば神が補い、備えてくださる⇒断り続けるモーセに怒りなが

　　　らも、神は雄弁な兄アロンを備えてくださいました。たとえ自分がふさわしくないと思

　　　えたとしても、神の選びに信頼して一歩を踏み出す時、必ず必要は満たされます。

 

　　あなたを、ご自身の働きに用いようと呼ぶ神の声を聞いていますか。信仰によって踏み出

　　しましょう。その先にあるのは、輝く神の栄光です。