根を持つ生き方 ヨブ14:7

1 冬は、木々が葉を落とし、裸になっていく季節。しかし、一見枯れたように見えても、根

  をしっかり張っているならば、その木は再度春に色づき、実を結んでいきます。根がある

  ことで、植物は強風にも倒れずに支えられ、絶えず水分を吸い上げて生きていくことがで

  きます。これが「木には望みがある」というみことばが示す、木の「希望」です。

 

2 「木には望みがある」というみことばは、同時に、人間にも根となる存在が必要であり、

  また根がある人生は力強いと教えています。人生の四季を過ごす中で、花咲く季節もあれ

  ば、打ち倒されて枯れそうになる冬の季節も巡ってきます。ヨブという人も、人生の大き

  な試練を経験しました。しかし、根を持つ人の人生には、試練に打ち勝って再び芽を出せ

  る強さが生まれてくるのです。

   

3 根を持つとは、人生の安心の根拠を持っているということです。あなたは、自分の人生の

  安心の根拠をどこに見いだしているでしょうか。健康、お金、自分自身など、さまざまな

  ものが考えられますが、共通するのはどれも有限なものだということです。有限な存在で

  ある人間が、本当に安心して生きるためには、無限の存在に根拠を置くことが必要なので

  す。「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、溢

  れるばかり感謝しなさい。(コロサイ2:7)」とあるように、人生の根を主イエスに下ろ

  し、主と共に歩いていく人生にこそ、絶えざる命の喜び、そして希望が生まれてくるので

  す。新しい一年の初め、救い主イエスに人生の根を下ろしましょう。

 

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