マムレの樫の木 創世記12:10~13:4,18

1 飢饉のためエジプトに下るアブラハムは、美貌の妻がいることにより、わが身に災いが降

  りかかるのでは、と思い煩いました。その結果、妻を妹と偽る過ちを犯してしまったので

  す。聖書の「思い煩い」には、「心が分かれる」という意味があります。思い煩いのある

  時、人の心は千々に乱れ、それが恐れを生み、更には自己中心的な言動に発展していきま

  す。あなたも、思い煩いの悪循環に陥ってはいませんか。

 

2 エジプトでの失敗後、アブラハムがしたことは祭壇を築き、主の御名を呼ぶことでした。

  自分の弱さ、足りなさを見せつけられて、祈らずにはいられなかったのです。アブラハム

  が祭壇を築き、その後も長く住んだのは、ヘブロンの「マムレの樫の木」の下でした。そ

  れは、神との親密な交わりの中にこそ力強さがある、と象徴する名を持つ場所でした。新

  約時代に生きるあなたにとっての「マムレの樫の木」とは、生ける救い主、イエス・キリ

  ストに他なりません。

 

3 ピリピ 4:6には、イエスに思い煩いを委ねるためのステップが記されています。①あらゆ

      る場合に感謝をささげる。⇒ 感謝は、思い煩いからあなたを守る重要な盾です。②願い事

  を神に申し上げる。⇒具体的に自分の願いを神に申し上げ、祈ることが大切です。③神に

  心を向けて祈り続ける。⇒祈りこそ、問題解決の鍵です。アブラハム同様、あなたも日々

  の生活で祭壇を築き、祈る中で回復と平安をいただけます。今、主の御名を呼び、思い煩

  いの悪循環から解放されませんか。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。